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特集

めまいのお話
 
  8.末梢性めまいをきたす耳科的疾患について
   
 
(6) 遅発性内リンパ水腫

以前から長期間あった1側性の高度難聴例にメニエール病に似た回転性めまい発作やこれまで良く聞こえていた耳(良聴耳)の聴力の変動をみる症候群です。
原因は以前からあった高度聴力障害耳または良聴耳に内リンパ水腫が生じて発症すると考えられています。
長期にわたって存在した高度難聴の原因としては、おたふくかぜ(流行性耳下腺炎、ムンプス)による難聴、頭部外傷後後遺症としての難聴、突発性難聴、音響外傷による難聴などがあります。

1 遅発性内リンパ水腫(同側型)の症状
1: 1側耳、または両耳の高度難聴
2: 通常、数年から数十年の長い年月の経過後、多くは反復性発作性にみられる回転性めまい、嘔気,嘔吐を伴うメニエール病に似ためまいをみます
3: めまい発作時、聴力に変動はみませんが耳鳴が強くなったり、耳閉塞感が発作と共にみられることがあります

2 遅発性内リンパ水腫(対側型)の症状
1: 片方の耳の高度感音難聴が以前より在り、もう一方の耳(良聴耳)に新たに聴力障害が出現する。
2: 良聴耳の聴力が変動する
3: ときにメニエール病に似ためまい発作をみる

・以上の基準は1995年 日本平衡神経学会の資料を分かり易く書き換えています。

3 治療:内リンパ水腫が病態ですのでメニエール病に準じた治療が行われます。

 以上述べましたようにかなり以前から時には本人自身にもどのような疾患でいつ頃から高度の難聴が生じたのか分からない方が突然めまい発作が起こしたり、またこのように以前から一側性の高度難聴があった方がもう片方の、良い耳に新たに聴力障害を生じめまい発作を起こしたときは本疾患が疑われます。治療はメニエール病に準じた治療が行われます。

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