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特集

めまいのお話
 
  1.はじめに
   
   今日はめまいについてお話してみたいと思います。
皆さんの中にも御自身でめまいを経験された方もおられるでしょう。
また、家族、友人、知人の方々の中にめまいを訴えられるのを見たり、話を聞いたりした方もおられることと思いますが自分自身でめまいを経験されたことのない方が初めてめまいを自覚されたら時はどうされるでしょうか。きっと大変驚かれると同時に大きな不安に駆られることと思います。
 そこでめまいの内容について少し述べてみますが多くの専門的・医学的用語も出てきますが
めまいについて少しでも御理解して頂き不安の解除に少しでもお役に立てれば幸いです。

1) 人間の平衡機能について
私達が日常生活の中で普段は寝たり起きたり、立ったり・座ったり、歩いたり・走ったり・飛んだり跳ねたりすることが極く当たり前に行われています。
これは人間には静止時、運動時に身体のバランス・平衡を保って姿勢を安定させる機能が備わっておりこの働きを平衡機能といいます。それではこの平衡機能はどのようなシステムで維持されているのでしょうか。そこで先ず、身体の姿勢が今どのような状態にあるかという情報を認識するシステムについてお話します。
 人間の姿勢を認識するセンサーには下記に挙げる3つのセンサーが働いています。

(1) 内耳にある半規管、耳石器:頭部に加わる重力
   や加速度を感知して上昇・下降、前進・
   後退等を認知します。
(2) 視覚器:外界の視覚情報をとりこんでその時の
   状況を判断します。
(3) 自己受容器:骨格筋の伸展・屈曲や関節の曲が
   り具合を感知します。
   深部知覚器ともいいます。

 これらのセンサーが感知した身体の姿勢の情報が求心性信号となって中枢(脳)に送られそこで情報が統合・制御されて遠心性信号(正しい指令)を骨格筋、視覚器に送り、その時の状況に応じ姿勢を保持しています。

* やさしい説明:
人間の体には“眼”、“内耳の三半規管・耳石器”、“両手足の筋肉・関節などの深部知覚器“という3つのアンテナがあって自分の体が動いている、傾いている、止まっている、上昇・下降している等の平衡感覚・バランス感覚の情報を得ています。これらのセンサーからの情報が脳に送られます。そこで総合・統括された情報が首、腰、手足の筋肉に伝達されてからだのバランスが正常に保たれます。めまいはこれらのバランス系のどこかに問題・トラブルが生ずることで起ります。
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