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特集

補  聴  器
 
  4補聴器の効果についての予備知識
  補聴器の利点と弱点について
 


 耳鼻咽喉科を受診して補聴器装用をすすめられた方に予め補聴器の利点と弱点について知っておいていただいた方がよろしいかと思います。

 難聴のある方が補聴器を装用すれば、以前と同じようにきこえるようになると、補聴器に過大な期待を持たないで欲しいということです。これがかけるとすぐ見えるようになる眼鏡との大きな違いです。

 補聴器を使いこなせるようになるには、時間と経験と、そして何よりも大切なことは本人の「音を聴きたい、会話をしたい」という強い意欲が必要です。補聴器を自分自身のものにするには本人の努力と周囲の人々の理解があって可能となるのです。

     
  (1) 補聴器の利点(効果が期待できる場面)
1 静かな所での一対一の会話
2 近くからの話しかけ
3 ゆっくりとした会話
     
  (2) 補聴器の弱点(余り効果が期待できない状況)
1 複数の人がいる話し合いの場面
2 講演会など話が遠くでなされている場面
3 病院の呼び出し
4 バスの車内案内
5 駅での放送
6 電車や自動車の中での会話
7 テレビのついている部屋での会話
8 テレビの中の会話
9 早口の人の話
   
 

 このように補聴器は万能ではありません。そのことを頭に入れて補聴器専門店を訪れていただきたいと思います。
 弱点を多数挙げましたが使い続けるうちに学習効果によって補聴効果も次第にあがってかなり聞き分けられるようになります。

     
  (3) 補聴器の適合(補聴器を難聴耳によく聞こえるように合わせること)
補聴器専門店を訪れると以下の検査を最小限度は行います。
1 純音聴力検査:聴力障害の程度を検査します。
2 語音聴力検査:純音聴力検査と同様にレシーバーを通して音ではなく、言葉を聴いてもらいどのくらいことばを聞き分けることができるかを検査します。
3 不快域値検査(不快レベル検査):この検査は大きな音を聴かせてうるさいと感じる域値をも求めます。補聴器に入る音をどのレベルまでにするかの決定の参考します。余りに大きな音が耳に入ると聴力障害を起こしますのでこれを防ぐための検査です。
   
 

 以上の検査をして補聴器適否<ホチョウキテキヒ>の判断、装用耳の決定、補聴器の機種の選択、利得や音質の調整等を行います。

 初日はおおまかな調整になります。そしてその補聴器の貸し出しを受けて最低でも1〜2週間は試聴してもらいます。2・3日装用して止めてしまい、「補聴器は駄目だ」という方が結構おられますが、”何が駄目だったのか”、”どのような場面で効果がなかったのか”を次回の調整時に話をして再調整してもらい、さらに試聴を続けていただきたいと思います。

 このような調整を時には機種を代えて、3カ月位まではやっていただきたいと思います。諦めないで根気よく頑張って欲しいと思います。
 このように、必ず補聴器の貸し出しと調整を繰り返すという手順を踏んでくれる専門店を選んで補聴器の装用を決めて下さい。
 1度の補聴器店訪問で装用を決めないことです。そして先に述べましたような諸検査をしないし、貸し出しもしないでその日のうちに補聴器を売り込もうとする店からは補聴器は購入しない方がよろしいかと思います。

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