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診断内容

Condition7
  熱っぽくて、つばを飲むとのどが少し痛い。扁桃腺かな?
 
 ウイルス感染による急性咽頭炎の始まりでしょう。

 お手持ちのくすり屋さんの感冒薬、解熱鎮痛薬を服用し、安静にして休養と水分を十分にとれば数日でよくなると思いますが、寒気があって急激な体温の上昇や関節の痛み等が続くようであれば、細菌感染が起こって急性扁桃炎を併発したと考えられます。
 自発痛、のみこむ時の痛み(嚥下痛<エンゲツウ>)のために食事がとれず、水も飲めないために脱水症となり、全身のだるさや高熱が続く時は、耳鼻咽喉科を受診されることをお勧めします。
 耳鼻咽喉科の最も得意とする種々の器具やファイバースコープを用いて、のど(咽頭)やさらにその下にある下咽頭、喉頭をよく診て病気の程度や広がりを診て診断し、あなたに病状を説明した後、耳鼻咽喉科特有の咽頭処置や吸入、ネブライザー療法等を行います。
 さらに、食餌、水分等がとれず低栄養状態、脱水が進行している患者さんには適切な、抗生剤、消炎剤とともに十分な補液を行ってあなたが苦痛から1日も早く解放されるよう努めるでしょう。

 ここで少し注意を喚起しておきたい疾患が2・3あります。 単に扁桃炎と思われる病気の中に少し怖い特殊な疾患があるのです。
 例えば、EBウイルス感染による伝染性単核球症は肝機能障害を併発しますし、性感染症、白血病にともなう咽頭の炎症、扁桃炎もありますので、1週間以上も治癒しないで咽頭炎、扁桃炎が続く時は一般の感冒薬に頼らないで耳鼻咽喉科を受診し、血液検査や細菌学的検査をうけて確実な診断の下で治療を受けられた方がよいと思います。
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