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季節的な病気について

  3花粉症の治療
   
 

 花粉症の主な治療法は薬物療法です。
 この薬物療法には、既に何の花粉症か診断のついている人にその花粉シーズンの前から治療を始める初期療法、或いは予防的治療法といわれるものと、花粉症の症状がもう出ている人に行う対症療法に分けられます。

 投与される薬物は抗ヒスタミン剤、抗アレルギー剤、ステロイド剤の3種に大別されます。抗ヒスタミン剤、抗アレルギー剤は内服薬として、ステロイド剤は主に局所療法、即ち鼻腔に直接噴霧するものです。

 最近は眠気、口渇等の副作用の少ない薬剤が次々と開発されています。どのような薬物を選択するかはそれぞれの患者さんの症状を検討して1剤単独、2剤併用、さらに局所療法としてのステロイド剤をも併用など、患者さんの重症度に応じて決め、その後の治療方法は症状の経過をみながら、眠気等の副作用をも訊きながら進めていきます。

 このような治療を2、3年行いますとその患者さんに最も適した治療法を見出すことができます。
 最近、花粉の飛散前2〜3週から抗アレルギー剤を内服していればそのシーズンの花粉症の症状が軽減するといわれていますので、毎年繰り返して日常の生活に支障きたすような方は試みてはいかがでしょう。

 ちなみに私の住んでいる岩見沢では、花粉の飛び始める時期を、この2〜3年の患者さんの受診状況を参考にして予想しますと、シラカンバは早い年は4月20日、遅くとも4月28〜30日、カモガヤは5月25日〜30日、エゾヨモギは8月20日〜28日です。

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