ピアスをする際の不充分な消毒、非衛生的操作による細菌感染や金属アレルギーが原因となって耳介(耳たぶ)傷害が起きます。
症状は細菌感染では、局所の発赤、腫脹、びらん、痛みで、金属アレルギーによる皮膚炎では発赤、びらんですが、時には肉芽形成<ニクガケイセイ>をみることもあります。
このような症状を見た場合は細菌感染では抗生物質を投与し、膿瘍や軟骨膜炎を合併した時は切開、排膿しなければなりません。金属アレルギーではピアス装着を止めて副腎皮質ホルモン外用薬を塗布し、抗アレルギー剤、抗ヒスタミン剤を飲んでもらいます。
肉芽<ニクガ>を形成したり、ケロイドになった場合は切除します。ピアスをする時は以上のことも考慮してピアスを楽しんでください。 |