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ハウスダストアレルギー |
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10月も中旬となり初雪の声も聞かれ、朝夜は暖房をいれる頃となりました。当院でもこの1〜2週前よりハウスダスト(室内のほこり)アレルギーと思われる患者さんが目に付くようになりました。症状は、朝夕の鼻水、くしゃみ、そして夜間の鼻閉による口呼吸、口の渇きで目が覚める、寝られない等を訴えています。
また就寝時、夜明け、起床時の咳、喘鳴、呼吸苦を併せて訴える患者さんも多くみられます。気管支喘息、喘息性気管支炎を発病しているのかも知れません。ハウスダストアレルギーの方、特に喘息の方は、これまでのこの季節の症状を思い出し早めに耳鼻科やかかりつけ医を受診して鼻炎や喘息に対応されてはいかがでしょうか。
11月の第1週、手稲山に初雪をみるころがハウスダストアレルギーによる発作の第1波となるでしょう。ここで注意しておきたいのは温風の出る暖房器のある空間です。温風によって室内のほこりが舞い上がりハウスダストアレルギーを引き起こします。今からでも遅くありませんので居住空間のハウスダストを取り除くよう努めて下さい。先ず、身のまわりの大掃除から始めましょう。
ところで、車を運転している方は既にヒーターを入れていると思いますがヒーターから出る温風も例外ではありません。ハウスダストアレルギーを有する人は気づいているかもしれませんがヒーターを入れて車を走らせると、鼻水が流れたり、鼻がつまり眼がかゆくなります。これは車内が乾燥してほこりが舞うからです。車内を清潔にし、時々窓を開け空気の入れ替えをしましょう。
ハウスダストアレルギーには耳がかゆくなる患者さんも多く、ついつい耳掃除のしすぎで外耳道炎になる患者さんもいます。耳掃除のしすぎには注意しましょう。また鼻がかゆいために鼻をかいたり、こすったりし鼻血を出す患者さんも多くなっています。アレルギーのコントロールに留意しましょう。
ハウスダストアレルギーはこれから来年の2月一杯までが本格的なシーズンになります。この間のアレルギーをいかにコントロールするかが快適な毎日をすごすための鍵となります。
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